朝起きたら顔が風船のようにパンパンに腫れていた。誰がどう見ても泣きはらした跡だ。
それでも仕事には行く。
本当に辛かったら起き上がれないはずだ。つまり起き上がれる以上は辛くないんだ。
社畜モードスイッチオン! 出勤出勤!
そんな感じで無理やり自分を引きずっていった。働かねば食っていけないし。
私を痛めつける一方で平然と世間話を振ってくる上司に、今更驚きはない。
こういう人間だということは承知しているからだ。
愛想笑いで相槌を打てるようになったあたり、少しは打たれ強くなったのかもしれない。
メンクリの薬でドーピングされてるだけかもしれんけど。
メンタルの立て直しをしようと試行錯誤中。
そもそも何故こんな胃に穴が空きそうなほど悩まねばならないのか。
人を人とも思わぬ奴になんと言われようと、律儀に傷ついてやる義理はないのではないか?
どこの職場にも一人はカミソリみたいなヤバい奴がいる。
自分の上司として配置されているのは運悪くノコギリだった。それだけだ。
黙って血を流し続ければいずれは消耗して動けなくなる。
切りつけられるのは仕方ないとして、防刃チョッキを着込んで自衛するぐらいはできる。
できるというか、しないといけない。それが社会人の嗜みというものだ。
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